宮城模試の判定ごとの体感合格率
出願前の最後の宮城模試の判定がでたところが多いと思います。
S~D判定までありますがCでも受かる人もいればA判定でも落ちることがあるのが受験の怖いところですね
判定を見て出願するかどうかをじっくり悩んでいるわけですが、その判定が受かるのかどうか色々な情報が出回ってよくわからないことが多いのが実情です。
なので、個人的な所感を備忘録も兼ねてここに書き残しておきたいと思っております。
まず、宮城模試の紙のどこを見るかというと
評定と点数の総合した判定を見るのが良いです。
そして、それぞれの判定の体感の合格率について書いていきたいと思います
S判定
当日のコンディション、問題の相性が悪くても合格する可能性が高い体感では99%受かる この判定で志望校を下げる意味は全くないので上げることも視野に入れてもよい
A判定
当日の問題の相性が悪い、体調がすこぶる悪い、模試から本番までほとんど勉強しなかったなどの予想外のことが起きなければほぼ受かる
体感90%ほど、この判定も志望校を下げる意味はない、というかほとんどの学生はこの判定を目指しているはず。油断せずに本番まで準備すること。
B判定
実際に多いのはこのラインの生徒、ここから油断せずしっかり勉強をすればまず受かる可能性が高い。体感では80%ほど。ギリギリBまで下がっても70%ほどでは受かると思われる。落ちないとは言えないが志望校の変更を考えるほどでもない。本番までに過去問を解きまくって自己採点で合格点をとれるように勉強しよう。
C判定
このあたりの判定から怪しくなってくる。C判定の場合C判定の上半分の合格率は60%ほど下半分は一気に下がって20%ほどに感じる。
C判定の上半分は今から死ぬ気で勉強して受かるかもしれないというライン。
このライン上にいる生徒と親御さんには出願する場合落ちて私立に行く覚悟が必要なことを伝えることにしている。チャレンジになるため人の2倍、3倍の勉強をしよう。
C判定の下半分は死ぬ気で勉強しても受からないかもしれないけど可能性が0ではない、というライン。0ではないけども厳しいのでこだわりがなければ志望校を下げたほうが良いと伝える判定。
人が想像つかない量の勉強量を確保してそのうえで当日の問題の相性を祈るしかない。
D判定
ここまでくると合格率は5%ほどこだわりがあったとしても不可能に近いので志望校は下げなければならない。
この判定で突っ込んでいくのは無謀であると思う。準備不足を反省して次の受験や試験の時に同じように準備不足に陥らないように心に刻んでおくのがよい。
もちろん0ではないのでどうしてもというなら自分の限界を超えて勉強をするしかない、それでもかなり無理があることは間違いない。
★受験校の偏差値による判定の精度
進学校といえるレベル(偏差値52以上)の高校の判定は精度がかなり高く判定の確率通りに結果がでる傾向にある。Bなら五人に一人、Cなら三人に一人は落ちる感じがある。やはり上位層は受験前にスパートをかけてくるので順位が大きく入れ替わらないことが影響していると思う。
偏差値52未満の高校は逆転合格が比較的ある、偏差値帯が下に行くほどその傾向は強いと感じる。Cの下の方でも受かる子が多々いるのが偏差値帯30~40ぐらいの辺り。定員割れを起こす学校も多いのでその影響が強い。しかし、定員割れかどうかは出願後にしかわからないので定員割れを祈って出願しては危ない。