受験本番の心構えとは!
受験生のみなさんは今まさに受験を目の前にしていることでしょう
私の生徒たちも明日か来月かの差はあれど受験はもう目前というよりも
すでに臨戦態勢となっていると思います。
さらに前日ともなれば、もはやあとは気持ちの問題が大きいはず
そこで、受験当日はどのような心の持ちようで向かえばいいのかという
実体験に基づくアドバイス的な記事を書いてみようと思いました
もう長々読んでる暇ないんじゃ!!という人は下の方にある↓から下を読めばOKです、まったく時間がない人は☆がついているところが結論なのでそこだけ読んでもまぁOKです
時間がある方は是非一通り読んでみてください
さて、私の好きな思想に中庸という言葉があります
これは中国の孔子やギリシャのアリストテレスといった偉大な思想家
がこの考え方いいんじゃないか?という風に提案してくれているものです
ざっくりまとめると過不足なく己の力を見極め、何事も極端にならず
ちょうど真ん中くらいがよいのだという考え方ですね。
アリストテレスは無謀な突撃をするような蛮勇とチャンスを逃してしまう臆病さの中間が最も良い勇気という徳(心持のようなもの)だという風に考えていました。
また孔子は過不足なくどちらかに偏らない思想、行動を中庸の基礎と考えていました。
この考えは非常に大事だと思っています。
実力を過信すれば足元をすくわれたり全く歯が立たない受験校を選んでしまいますし、実力を過小評価すればもっと高みにいけるチャンスを逃してしまいます。
まさしく過不足なく自分の実力の最高地点の受験校を選べるのが理想だと思うわけです。
塾の講師としてもこの考えを常に持ち極端に肩入れしたり極端に厳しく極端に優しくするとよからぬ方向へ向かってしまい生徒自身の価値判断基準を大きくゆがめてしまうことになると考えております。
中庸の最も大事なところは真ん中というバランス感覚は己の中の判断基準によるものであるというところです。外部からの評価を基準にしていては一人でバランスをとれなくなってしまい自分で評価し決めれないという大変なことになってしまいます。
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さて、前置きが長くなってしまいましたがここからが本題です
まず受験当日はアリストテレスの中庸の心を基礎に持って向かってほしいです
アリストテレスの中庸は実は全く完璧に真ん中というわけではありません少しどちらかにずれていても、よいことならOK!という少し雑な感じもする考え方です。
分からない。。。どうしよう。。。もうダメかもしれない
何だ簡単じゃないか余裕だな!!
これは前述した臆病と蛮勇ですね
分からないのはしょうがない、今の知識では無理だ、じゃ次の問題行ってみよう
簡単そうに見えるがケアレスミスが起きそうだ注意しよう
これが理想の中庸の状態です
自分の実力をきちんと把握し、解けるものは解ける、解けないものは解けないと過不足なく問題を評価してあげましょう
そして簡単な問題も自分はこの系統の問題はミスをしやすいのか完璧なのかを評価し見直すなら見直すほかに時間を使うなら使うで正しく評価しましょう
これが中々難しいんですね、当日の雰囲気に飲まれて緊張が高まると評価基準がぶれぶれになって混乱してしまうのです
なのでここからが一番大事なのですが
☆当日は少し傲慢にいけ!!☆というのが結論です
場の雰囲気に飲まれるのは自分を中心として考えていないからなのです
自分こそがこの空間の支配者であるという思考を少し入れれば落ち着きを取り戻せます
少なくともあなたから見た受験会場のメインプレイヤーはあなた自身
で、隣にいる頭のよさそうな人でも、異常に解くのが速い人でも、問題を作った人でもありません
あなたのための会場なのです
なのでそれを思い出すために
「この学校はこの私が入るのに相応しい学校なのか試してやろう」
「小難しい問題を出してくるねぇ中々やるじゃない」
そんなくらいのテンプレートな傲慢さを持ってみると落ち着きを取り戻すヒントになりますよ。試されているのではなく自分が試しているそんな支配側に立ってみてはいかがでしょう。
当たり前ですが
前提は中庸です過剰に傲慢になれと言っているわけではありません
謙虚な気持ちもしっかりもちつつ、アリストテレスの中庸の考え方に基づき少し心の中で傲慢になってみると自分を取り戻せるというお話でした。
もちろん面接がある人はこんな考え方してはいけませんよ!
きちんと練習したり用意したりした考えをまとめて相手のことを考え自分の言葉を伝えましょう
最後にこの文章にたどり着いたということは
十分な努力はすでにしているのではないでしょうか
今までしてきた努力に自信をもってすべてぶつける気で受験して来てください!!
どんな結果になっても後悔しないくらいに全力で向かえば未来は明るいはず
頑張るぞ!受験生!